経営に役立たせたい名言シリーズ 29年3月度

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[今月のPick Up名言]

「原理原則に則って物事の本質を追究して、人間として何が正しいかで判断する」

 

稲盛和夫氏が、『稲盛和夫の実学 経営と会計』(日経ビジネス文庫)の中で、「私の経営学、会計学の原点にある基本的な考え方」として述べられている言葉です。

稲盛氏曰く、会計上、常識とされている考え方や慣行を鵜呑みにせず、経営の立場から「なぜそうするのか」「何がその本質なのか」につき原理原則に遡って徹底して考え、人間としての基本的なモラル、良心に基づいて何が正しいのかを基準として判断をすることがもっとも重要であるのだと。

絶えず変化する経営環境の中で、道を誤らず、正しい意思決定を行うためには、常に本質を追求する姿勢が重要なのですね。

 

ちなみに、わたしたちKVIメンバーも、会計ルールや会計関係法令の背景にある考え方や本質を十分に理解することなく、また、その本質・背景等を経営者にしっかり説明することなく、ルール等の遵守のみを押し付けてしまっているケースが多いかも知れません。。。

自戒し、会計処理を「経営の立場から」考えることを実践していきます。