【頑張ろう関西】R8年4月 ホルムズ海峡閉鎖の影響
イラン情勢の緊迫化により、ホルムズ海峡の実質的な閉鎖が長期化する模様です、日本の原油輸入の約9割以上が中東依存であり、その大部分がホルムズ海峡を通過するため、エネルギー価格・物流・サプライチェーンの混乱が中小企業に直撃してきています。
日本の中小企業にとって 「原油高」「物流混乱」「円安」「物価高」 の四重苦をもたらし、特に価格転嫁が難しい企業ほど今後深刻な打撃を受けると思います。
私達、中小企業が今後取るべき対策とは何でしょうか?
まず緊急対応としては(備蓄石油が枯渇する夏までには深刻な状況となる予測です)
1. 在庫・調達状況の全件洗い出し
原材料・部品の在庫量、到着予定、代替可能性を即時確認。
取引先の調達状況もヒアリングし、供給途絶リスクを把握。
↓
その状況を踏まえ、戦略的在庫の積み増し(重要原材料は1〜3か月分の在庫確保)
↓
また長期的には、代替原材料の模索や製造工程の見直しの検討
2. コスト急騰を前提とした損益シミュレーション
原料高騰、燃料・電力・物流費の上昇を織り込んだPLを再計算。
価格転嫁の可否とタイミングを検討する。
→こちらについては得意先と早急に意思疎通しておく必要があると思います。
また、輸入に関わるお客様に関しては、為替・燃料費のヘッジのため、先物・スワップなど金融ヘッジの導入可否の検討も必須と思います。
今の反グローバル経済の時代、サプライチェーンの崩壊は、いつどこで何が起こっても不思議ではないと感じます。
現在のトランプ政権は自国優先で、今後中国に対してさらなる圧力をかけると噂されています、中東石油の次は、中国から調達する原材料についても、同様な状況が発生する可能性もありますし(その前提で今から対策しておくことが必要です)、当然ながら中国以外の地域からの物流が止まる可能性もあります。
現在の購買・製造・販売のサプライチェーンを再度見直す必要があり、またKVIとしても「予測損益」「経営計画」の策定等お手伝いできることについては何でもご相談頂ければと思います。厳しい時代ですが一緒に乗り越えていきたいと心より思います。
今後ともよろしくお願い致します。
大谷 康弘