【良書の紹介】R7年1月『きみのお金は誰のため』
『きみのお金は誰のため』 田中 学 著
中学2 年生の優斗と投資銀行勤務の七海が、ボスと呼ばれる大富豪に「お金の謎」と「社会のしくみ」について教わるというストーリーで、お金の本質や何のために働くかについて考えさせられる内容です。
お金が問題を解決しているのではなく、お金を受け取る人々が問題を解決しており、働いてくれる人が居ないと、お金には価値が無いということが理解できます。
また、税金の仕組みや貿易収支・経済・格差問題に至るまで、身近な例で説明されており、経済の本質の理解にもつながります。
働くことはお金のためではなく、誰かの役に立つためであり、それを過去から現在、現在から未来へつなげていくことが経済発展のために重要だと感じました。
阿部 洋三