【頑張ろう関西】R6年6月 「円安」時代をうまく乗り切ろう!
ここ最近、毎日のように「円安」がニュースに取り上げられており、生活への影響が大きくなってきているのを実感されている方も多いのではないでしょうか。
現在の「円安」は、日本とアメリカのお金をめぐる政策の違いが主な理由と考えられており、5月頃に実施された日銀による10兆円規模の為替介入の影響も1ヶ月たらずで無くなったほど、円安への流れは簡単に止めることができないものになっています。
そもそも、円安のメリット・デメリットはどのようなことがあげられるのでしょうか?
円安のメリット
・個人→米ドル資産など海外資産の価値が上がる
・企業→海外で日本製品が売れやすくなり輸出産業の利益増、観光客増も見込める
円安のデメリット
・個人→輸入商品、原油などのエネルギー資源が値上がりする
・企業→輸入コストが高くなり輸入産業の利益が減る
このように、メリット・デメリットそれぞれありますが、円安は、輸入品に頼っている日本にとって、生活費全般がコスト増となり、個人に対する影響が大きくなる傾向にあります。
また、NISA拡充により流れが変わりつつある日本の投資環境ですが、あまり投資に積極的でなかった我々日本人は上記円安の個人メリットを享受できない方が多く、日本円資産しか持っていない場合には、円安が進むにつれて実質的に「損」し続けていることになってしまいます。
円安への対応策としては、預金以外の「金融資産」を持つことだとよく言われていますが、その中でも外貨資産を持つことは効果の高い対応策と考えられています。現在は、NISAなどにより手軽に「金融資産」を持てる時代になりましたので、円安対策の一歩、皆さんも是非ご検討されては如何でしょうか?
疋田 顕