「経営に役立たせたい名言」シリーズ 29年6月度

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[今月のPick Up名言:優秀なコンサルタントを見つけるためのテスト]

厳密には、「名言」とはいえないですが、今月は、『コトラーのマーケティング・コンセプト』フィリップ・コトラー(東洋経済新報社)の中にある「貴方に必要で優秀なコンサルタントを見つけるためのテスト」をご紹介します。

コトラーは、優秀なコンサルタントを見つけるためには、次のようなテストをすれば良いと言います。 「コンサルタントに『いま何時ですか?』と尋ねるのだ。」

3人のコンサルタントに上記の問いを投げかけたところ、以下のような回答が返ってきました。さて、皆さんはどのコンサルタントを雇いますか?

第1のコンサルタント:「午前9時32分10秒ちょうどです。」                    第2のコンサルタント:「何時だと言ってほしいんですか?」                    第3のコンサルタント:「なぜ知りたいのですか?」

厳密な事実ベースの調査が必要な時は第1のコンサルタント、助言よりもむしろ自分の考えを強化してほしい場合は第2のコンサルタント、問題をさらに念入りに定義したいときなど独創的な考え方が必要な場合は第3のコンサルタントが、それぞれ適しているというのがコトラーの回答になります。

上記は、ちょっとジョークが含まれた話になっていますが、私たちは、コンサルタントもさまざまで、自分の置かれている状況・解決が必要な課題の種類などによって最適なコンサルタントが異なってくること、そして経営者には、最適なコンサルタント見分けることが必要であることを、知っておく必要があるということですね。

おまけ)ギルバート・ケイス・チェスタートン(英:作家)の名言

『解決策がわからないのではない。問題がわかっていないのだ。』