【KVIメンバーからひと言】12月 令和5年を振り返って-税務調査増加-

  KVIメンバーからひと言

今年も残すところあとわずかです。
振り返ると税務調査の多さが記憶に残ります。

国税庁は11月29日に令和4年度の法人税の調査事績を公表しました。
法人税実地調査件数は令和4年で62,000件でした。それより前だと、令和2年で25,000件、令和3年で41,000件(令和2年→令和3年:前年比164%増、令和3年→令和4年:前年比152%増)でした。

自身の経験や同業他社情報の感じからすると、今年はさらに増えているのは間違いないでしょう。
令和元年(コロナ感染が年末に報告された年)が76,000件でしたが、今年はそれをも大きく上回っているのではないでしょうか。

今後もこの件数の常態化が想定され、そこにインボイス制度導入が重なってきています。
お客様の資料/データチェック、仕訳処理について、益々気を引き締めて取り組まねばなりません。

田原 祐介